映画の仕事をすると決めた日
わたしはそもそもこの仕事がしたいと強く思って業界に入ったわけではなかった。
ただ自分が特に何が好きだったかと思いなおしてみるとやはり映画を見ていたのだ。
近くにはまだ小さい映画館がよくあり子供料金でいろんな映画を見ていた。
夏休みにはアニメ映画。
角川ホラー特集。
東宝のゴジラ映画。
ハリウッドの黄金期のエンタメ映画。
テレビでも金曜ロードショー、木曜洋画劇場など映画は常に身近にあった。
最初は手塚治虫や宮崎駿の漫画に影響を受け漫画家を目指し、つぎに大友克洋や押井守にあこがれてアニメ監督を目指し。
自分の画力の無さに落胆し、映画を目指すようになった。
映画を目指すようになって感じたことは映画は大衆文化、大衆芸術であり、視聴者の評価があって本物の芸術になるという事だ。
「楽しませること」それを無くして映画は成り立たない。という事である。
そんな思い入れのある作品であったのが「ザ・ロック」というドン・シンプソン&ジェリーブラッカイマー製作のエンターテイメント映画だった。
青春時代にこの映画を見て、私は映画を撮ると決めた記憶がある。
それだけ人を楽しませるという事は人生を大きく変える力があるという事でもある。
ここからこの雑感ノートを始めようと思うが、この「人を楽しませる」という感情を忘れずに記録して起きたい。
また、この記事が映画や特撮を目指す方の少しでも手助けが出来たら幸いである。
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